『森暮らしの家』
山が好きで山に引っ越した先輩が本を貸してくれました。
本のタイトル
『森暮らしの家』
田渕義雄さんの本です。
一言でいうと、
心のどこかで実はずっと求めていた生き方に気付かせてくれる、
そして人間は裕福で便利な生活を追い求め過ぎてしまったんだなと立ち止まって考えさせてくれる、
そんな本でした。
薪作りは、この寒い山で冬をまたひとつ数えるための神聖な儀式なのだ。
どうしてもエンジニアという仕事をしていると無駄なことは嫌われる。
でも一見無駄かもしれない大変な作業だって自分にとってはとても素敵な時間だったりする。
そういう気持ちを忘れたくないなあ。。
家具や木工製品は、わたしたちの日常に潤いと安らぎをもたらしてくれるための"森からの贈り物"としてある。
"森からの贈り物"ってとても素敵なフレーズ。
田渕さんは家具だけでなく家も自分の手で作りながら生活されているそう。
そして庭もとても大事にしている。
私も昔家の庭が大好きだった。
季節の植物が咲き、虫もたくさん、土の匂いがして、自分しか知らない秘密基地みたいな場所もあった。
土木仕事というのは芸術的な仕事である。
土木仕事は地球のレイアウトなのです。
このフレーズにはとても感動した。
田渕さんの土木仕事は地球を大事にしている気持ちがあって、本当に素敵だ。
この本と田渕さんという人に出会えてよかった!
そう簡単に生活を変えるのは難しい年齢になってしまったけど(いや、実は難しくなんかないかもしれない)、これからの生活を少し本気で考えてみようかな・・